【11月14日 AFP】オーストリア東部でヨーゼフ・フリッツル(Josef Fritzl)容疑者(73)が実の娘を24年間監禁し、性的暴行を加えて子ども7人を産ませていた事件で、検察当局は13日までに、実の娘に産ませた子どもを殺したとして、フリッツル容疑者を殺人罪などで起訴した。

 検察当局は、フリッツル被告が、1996年に生まれた新生児が死ぬことを分かっていながら救助を求めなかったとして殺人罪で起訴した。有罪なら、最大で終身刑となる。

 フリッツル被告は警察に対し、双子の新生児のうちの1人は死産で、遺体はストーブで焼却したと供述している。

 被告は、性的暴行や監禁の罪でも起訴され、有罪なら最大で実刑15年が課される。(c)AFP