【11月8日 AFP】オーストリア、ウィーン(Vienna)の裁判所は7日、妻子や両親ら家族5人を次々におので殺害した39歳の男に終身刑を言い渡した。

 フリーのPRコンサルタントを営んでいたReinhard Sと名乗る男性は、高リスクの投機に手を出し30万ユーロ(約3700万円)の損失を出した。その後、家族が「恥にさらされる」ことを避けるために殺害したという。

 2日間にわたる公判で被告男性は、犯罪を計画し、おのを購入したことを認め、みずから終身刑を求めた。

 男性は5月13日、ウィーン市内の高級マンションの自宅で、42歳の妻と7歳の娘を殺害すると、両親と義理の父親も殺害した。

 犯行後、男は売春宿に立ち寄り、その後自殺を試みるが失敗。その日の夜、近くの警察署に出頭し、身柄を拘束された。(c)AFP