高齢犯罪者が過去最多に、08年犯罪白書
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【11月7日 AFP】法務省が7日公表した08年版犯罪白書で、2007年の65歳以上の高齢犯罪者の数が過去最多を記録したことが明らかになった。その多くは「金に困って」「孤独感」「身内の介護疲れ」という動機によるものだった。
日本は世界で最も犯罪発生率が低い国の1つだが、高齢者による犯罪数は増加の一途をたどっている。
白書によると、2007年に交通事故関連を除く事件で検挙された65歳以上の高齢者は4万8605人だった。10年前からほぼ4倍の増加で、比較可能な統計がある1986年以来最も多かったという。
65歳以上の人口は今後20年で2倍になるとみられているが、高齢者による犯罪はこれを上回るペースで増えている。
高齢者による殺人事件50件中、28件の被害者は犯人の身内だった。うち、高齢の女性が起こした9件については、全て身内が犠牲となっている。殺人の動機は「将来を悲観」や「介護疲れ」といったものがほとんどだ。(c)AFP
日本は世界で最も犯罪発生率が低い国の1つだが、高齢者による犯罪数は増加の一途をたどっている。
白書によると、2007年に交通事故関連を除く事件で検挙された65歳以上の高齢者は4万8605人だった。10年前からほぼ4倍の増加で、比較可能な統計がある1986年以来最も多かったという。
65歳以上の人口は今後20年で2倍になるとみられているが、高齢者による犯罪はこれを上回るペースで増えている。
高齢者による殺人事件50件中、28件の被害者は犯人の身内だった。うち、高齢の女性が起こした9件については、全て身内が犠牲となっている。殺人の動機は「将来を悲観」や「介護疲れ」といったものがほとんどだ。(c)AFP