【11月4日 AFP】ポーランド南部クラクフ(Krakow)の警察は3日、エイズウイルス(HIV)感染検査で陽性の男が、インターネット上で15歳の少女を誘惑し、少女の命を危険にさらしたとして、47歳の男を逮捕したと発表した。

 少女が行方不明となったとして両親が警察に届けていた。警察によると、被害に遭った少女は3日、HIVに感染していないか検査を受けた。

 警察が押収した容疑者のパソコンのハードディスクには、ポーランド全土に散らばる「非常に多数の」女性の連絡先が保存されていた。容疑者がネットを使用して数百人の女性と接触していた可能性があり、女性たちがHIVに感染させられた恐れがあることから、警察は可能な限り全員と連絡を取りたいとしている。

 クラクフの検察当局は、男の写真を公開し、情報提供を呼び掛けている。
 
 ポーランドPAP通信によると、同容疑者は以前にも殺人未遂で服役したことがあり、自分がHIVに感染していることは1990年に知らされたという。(c)AFP