【10月28日 AFP】(写真追加)米当局は、アフリカ系米国人の「大量殺害」および大統領選挙の民主党候補バラク・オバマ(Barack Obama)上院議員の暗殺を計画していたとして、白人至上主義の男2人を逮捕した。27日に公開されたメンフィス(Memphis)の裁判所記録で明らかになった。

 逮捕されたのはダニエル・コワート(Daniel Cowart)とPaul Schlesselmanの2容疑者で、2人はアフリカ系米国人88人を殺害し14人の首を切断、最終的にオバマ氏を暗殺する計画を立てていた。

 2人は22日、銃器の所持と大統領候補への脅迫の容疑で、テネシー(Tennessee)州で逮捕された。

 アルコール・たばこ・銃器取締局(Bureau of Alcohol, Tobacco, Firearms and ExplosivesATF)のBrian Weaks氏は、2人が「アフリカ系米国人が多数を占める学校への襲撃を含めた大量殺人を相談しており、さらに最終目的はオバマ候補の暗殺だったと述べた」と証言した。

 また、2人は1か月前にインターネットを通じて知り合い、「白人の権力」や「スキンヘッド」に非常に強い確信と考えを持っているという。(c)AFP