【10月27日 AFP】エジプトで前週、夫婦交換パーティーを主催したとみられる公務員(48)と教師(37)の夫妻ほか関係者が、売春あっせん容疑などで逮捕された。

 地元報道によると、夫が公務員、妻が教師のカイロ(Cairo)在住の夫妻は、イラクのクルド人が運営するウェブサイト上で夫婦交換パーティーの開催を呼びかけた。夫妻には子どもがおり、インターネット上では「マジ」「サミラ」という偽名を使用していた。売春あっせん罪で有罪の場合、エジプトの最高刑は禁固3年。

 夫妻はこれまでに他の3組の夫婦と性的関係をもったことを認めているが、カイロで行ったパーティーには少なくとも44組の夫婦がウェブサイトを通じて申し込んでおり、主催した夫妻以外の関係者数人も逮捕された。なかには法律家もいるという。

 夫の「マジ」は、快楽の追求のためにイスラム法上での非公式な結婚「ウルフィ」を悪用する事態を避けるため、参加者には正式な結婚契約書を提示させていたと主張した。

 エジプトの独立系アルマスリ・アルヨウム(Al-Masry al-Youm)紙によると、「マジ」は事情聴取で「ウルフィのカップルは、正式な夫婦とはまったく異なるので断った。ウルフィであれば、片方が誓約書を破り、当局へ訴えることも可能だからだ」と述べたという。

 また英字紙エジプシャン・ガゼット(Egyptian Gazette)は、取調べを受けた「マジ」は、正式に結婚した夫婦にとって性的に奔放なライフスタイルは身体的娯楽の一形態だと話して妻を納得させたと供述したと伝えた。

 一方、今回の事件は警察がインターネット上でのEメールのやりとりを傍受していたことから逮捕につながったため、人権団体などから「法の適正な手続きとプライバシー権に関する深刻な侵害」と強い非難も招いている。(c)AFP/Ammar Karim