【10月22日 AFP】米司法当局は21日、違法行為を行っていたカリフォルニア(California)州を拠点とする暴走族グループの一斉摘発を行い、計61人を逮捕したと発表した。

 摘発されたのは、1970年代にカリフォルニア(California)州モンテベロ(Montebello)で結成された「モンゴルズ(Mongols)」と呼ばれる暴走族グループで、殺人、憎悪犯罪、暴行、武器の不法所持、麻薬取引などの疑いがある。

 3年間の広範囲におよぶ捜査の末、カリフォルニア、ネバダ(Nevada)、コロラド(Colorado)、オレゴン(Oregon)、ワシントン(Washington)、フロリダ(Florida)、オハイオ(Ohio)の7州で計162件の捜査令状が執行され、逮捕者の大半はロサンゼルス(Los Angeles)周辺で捕まった。

 捜査当局は、バイク、銃71丁、爆発装置1台、覚せい剤の塩酸メタンフェタミン約2.7キロ以上など大量の薬物を押収した。

 モンゴルズは、もう1つの暴走族グループ「ヘルズ・エンジェルズ(Hells Angels)」と2002年にネバダ州のカジノで大抗争を起こし、以来両グループは対立を続けている。(c)AFP