【10月11日 AFP】1981年のロス疑惑銃撃事件で、米自治領サイパン(Saipan)で今年2月に拘束され、米カリフォルニア(California)州ロサンゼルス(Los Angeles)に移送された元会社社長、三浦和義(Kazuyoshi Miura)容疑者(61、日本では無罪確定)が10日夜(日本時間11日午後)、自殺した。日本の外務省が11日、発表した。

 在ロサンゼルス総領事館が同市警から得た情報によると、三浦容疑者は現地時間10日午後9時45分(日本時間11日午後1時45分)ごろ自殺を図り、その後死亡した。

 三浦容疑者は当時、ロス市警の収容施設で拘束されていたとみられている。外務省は、自殺場所や方法などの詳細についてはこれまでのところ分かっていないと発表している。

 同容疑者は今年2月、観光客としてサイパン滞在中に拘束された。前月末に身柄移送拒否の司法手続きをあきらめ、10日にサイパンからロサンゼルスに移送された。来週にはロサンゼルスの裁判所で、殺人共謀の罪について罪状認否が行われる予定だった。(c)AFP