酒を飲んで無免許運転、盲目の男に実刑判決、フランス
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【8月23日 AFP】フランス北東部ナンシー(Nancy)の裁判所は22日、視覚障害の男(29)に対し、飲酒および無免許運転の罪で執行猶予1月の禁固刑と罰金500ユーロ(約8万1000円)の判決を下した。またこの男が運転していた車の所有者で助手席に乗っていたカメラマンの男(52)に対しては、同等の量刑に加え5か月の免許停止処分を課した。
前月25日未明、ナンシー郊外の道路で低速でジグザグ走行していた車を不審に思った警察が、この車を停止させたところ、驚くべきことに運転していたのは目の見えないジャーナリストの男だった。また、この男と助手席に座っていたカメラマンの男からは、基準の2倍のアルコール分が検出された。
ジャーナリストの男は公判で、「車をどうしても運転したかった。その願いを伝えると(カメラマンの男が)OKしてくれた」と語った。カメラマンも「(ジャーナリストの男から)車を運転する幸福感が伝わってきた。運転中も片手はハンドル、もう片方の手はハンドブレーキにちゃんと置かれていた」と証言した。
ジャーナリストの男は過去に地元紙の取材のため、このカメラマンの男とともに練習コースで運転した経験があるという。(c)AFP
前月25日未明、ナンシー郊外の道路で低速でジグザグ走行していた車を不審に思った警察が、この車を停止させたところ、驚くべきことに運転していたのは目の見えないジャーナリストの男だった。また、この男と助手席に座っていたカメラマンの男からは、基準の2倍のアルコール分が検出された。
ジャーナリストの男は公判で、「車をどうしても運転したかった。その願いを伝えると(カメラマンの男が)OKしてくれた」と語った。カメラマンも「(ジャーナリストの男から)車を運転する幸福感が伝わってきた。運転中も片手はハンドル、もう片方の手はハンドブレーキにちゃんと置かれていた」と証言した。
ジャーナリストの男は過去に地元紙の取材のため、このカメラマンの男とともに練習コースで運転した経験があるという。(c)AFP