【8月21日 AFP】児童に対する性的虐待の罪でベトナムでの服役を終え、タイに引き続き香港(Hong Kong)でも入国を拒否された英国の元グラムロックスター、ゲーリー・グリッター(Gary Glitter、64)が21日、タイに戻った。英外務省が同日、発表した。

 グリッターは2年9月の服役を終え、19日に釈放された。出所後、英国に強制送還される途中、乗り換えのため到着したバンコク(Bangkok)でロンドン便への搭乗を拒否。しかし、タイ政府に入国を許可されず、香港へ向かった。

 香港当局が英外務省に知らせた内容によれば、グリッターは現地時間20日午後11時(日本時間21日午前零時)、香港への入国を拒否されたのちバンコク(Bangkok)に戻ったという。英外務省はさらに、グリッターが英領事館に支援を求めていることも明かした。

 一方のタイ当局も21日、バンコクに戻ったグリッターに対し、もう一度国外追放すると発表している。(c)AFP