児童虐待のカナダ人に禁固刑、タイ
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【8月15日 AFP】児童虐待容疑により国際指名手配され、タイで逮捕・有罪となったカナダ国籍のクリストファー・ポール・ニール(Christopher Paul Neil)被告(33)に対し、タイのバンコク(Bangkok)の刑事裁判所は15日、禁固3年3月の判決を下した。
同被告は公判中、13歳の少年に対する虐待の事実と有罪を認めていた。同裁判所は15日、求刑6年6月に対し刑期を半分とした禁固刑と6万バーツ(約20万円)の罰金支払いを命じた。
また同被告については別の裁判で、この少年の9歳の弟に対する虐待容疑についても問われているが、この件に関しては無罪を主張している。
逮捕にあたり、児童福祉団体らからは、これまで児童売春やその他の犯罪者の潜伏先として悪名高かったタイの当局が、汚名挽回に本腰を入れ始めた兆候だと歓迎を示していた。しかし今回の判決に対しては、児童買春抑止のためにはより厳罰が必要だったとする声が多い。
ニール被告は少年に対し性的暴行を加え、その様子を撮影した写真約200枚をインターネット上に掲載したかどで、国際刑事警察機構(International Criminal Police Organization、ICPO)がデジタル加工された顔写真から手配写真を作成し、インターネットを通じて公開。国際指名手配の末、07年10月にタイで逮捕された。(c)AFP/Jutarat Tongpiam
同被告は公判中、13歳の少年に対する虐待の事実と有罪を認めていた。同裁判所は15日、求刑6年6月に対し刑期を半分とした禁固刑と6万バーツ(約20万円)の罰金支払いを命じた。
また同被告については別の裁判で、この少年の9歳の弟に対する虐待容疑についても問われているが、この件に関しては無罪を主張している。
逮捕にあたり、児童福祉団体らからは、これまで児童売春やその他の犯罪者の潜伏先として悪名高かったタイの当局が、汚名挽回に本腰を入れ始めた兆候だと歓迎を示していた。しかし今回の判決に対しては、児童買春抑止のためにはより厳罰が必要だったとする声が多い。
ニール被告は少年に対し性的暴行を加え、その様子を撮影した写真約200枚をインターネット上に掲載したかどで、国際刑事警察機構(International Criminal Police Organization、ICPO)がデジタル加工された顔写真から手配写真を作成し、インターネットを通じて公開。国際指名手配の末、07年10月にタイで逮捕された。(c)AFP/Jutarat Tongpiam