【8月8日 AFP】(一部更新)中部国際空港セントレアを出発し上海(Shanghai)経由で重慶(Chongqing)に向かっていた中国国際航空(Air China)406便が8日、爆破予告を受け日本に引き返し緊急着陸した。空港関係者が明らかにした。

 共同通信によると、同日数時間後に開幕する北京五輪を妨害する目的で同機に爆弾を仕掛けたとの、Eメールによる脅迫があったという。

 負傷者などは出ていない。安全が確認でき次第、同機は、再び離陸する予定だという。

  一方、成田空港警察は、中国国際航空の日本事務所に、同機に爆弾を仕掛けるとの脅迫Eメールが届いていたことを明らかにした。

 Eメールの内容は、「われわれは中国国際航空に、直ちに全便をキャンセルするよう要求する。要求が受け入れられない場合には、中国国際航空機に爆弾を仕掛け、北京五輪の会場に突っ込む」というもの。

 これをうけ、成田空港では現在、北京行きと上海行きの中国国際航空機2機の点検が行われているという。

 国土交通省では、脅迫メールは北京五輪の妨害を狙ったものとの見方を示した。

 中国国際航空の北京本社および東京支社は、今のところコメントを出していない。(c)AFP