テキサス州でメキシコ移民の死刑執行、国連事務総長の延期要請を無視
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【8月6日 AFP】(一部更新)米国テキサス(Texas)州で5日、殺人罪で死刑が確定したメキシコ系移民のホセ・メデリン(Jose Ernesto Medellin)死刑囚(33)の死刑が執行された。同死刑囚については、国際司法裁判所(International Court of Justice、ICJ)と潘基文(パン・キムン、Ban Ki-moon)国連事務総長が米司法当局に執行延期を求めていた。
同死刑囚は、米連邦最高裁に再審申し立てを行っていたが認められなかった。テキサス州は現地時間午後9時57分(日本時間同日午前11時57分)、メデリン死刑囚の死亡を発表した。
潘国連事務総長は執行直前、米政府に対し、執行を停止し判決を見直すよう求めていたICJの命令に従うよう要請していたが、執行は踏み切られた。
ICJは2004年、米国で死刑判決の下っていたメキシコ人51人の裁判過程について、領事館に連絡を取る権利や裁判支援を受ける権利などを知らされておらず、ウィーン条約(Vienna Convention)違反に当たるとし、米当局に判決の見直しを命じていた。(c)AFP
同死刑囚は、米連邦最高裁に再審申し立てを行っていたが認められなかった。テキサス州は現地時間午後9時57分(日本時間同日午前11時57分)、メデリン死刑囚の死亡を発表した。
潘国連事務総長は執行直前、米政府に対し、執行を停止し判決を見直すよう求めていたICJの命令に従うよう要請していたが、執行は踏み切られた。
ICJは2004年、米国で死刑判決の下っていたメキシコ人51人の裁判過程について、領事館に連絡を取る権利や裁判支援を受ける権利などを知らされておらず、ウィーン条約(Vienna Convention)違反に当たるとし、米当局に判決の見直しを命じていた。(c)AFP