【7月25日 AFP】ニュージーランドの家庭裁判所が、「タルラ・ダズ・ザ・フラ・フロム・ハワイ(Talula Does The Hula From Hawaii、タルラはハワイのフラダンスを踊る、の意)」と名付けられた9歳の少女の改名を命じていたことがわかった。地元紙Taranaki Daily Newsが24日報じた。

 少女は名前を非常に恥じて、友人には本名を明かさず単にKと呼ばれていた。

 裁判所命令は2月に出されたが、現在まで公表されていなかった。判決文で裁判長は、奇抜な名前は子どもが成長するに伴い社会的な困難をもたらすとし、「少女はいじめられることを心配していたが、この点において彼女は両親よりも高い見識を持っている」と述べた。

 裁判長によると同国ではほかにも、子どもに「16番バスの待合所(Number 16 Bus Shelter)」「ミッドナイト・シャルドネ(Midnight Chardonnay)」「バイオレンス(Violence)」など、風変わりな名前をつけた例があったという。また双子に対して「ベンソン」と「ヘッジズ」(Benson and Hedges)や「フィッシュ」と「チップス」(Fish and Chips)と名づけた親や、子ども全員に米自動車大手フォード(Ford)の6気筒エンジン車にちなんだ名前を付けた一家もあるという。(c)AFP