【7月23日 AFP】米ユタ(Utah)州の州都ソルトレークシティー(Salt Lake City)で、映画『バットマン(Batman)』シリーズの最新作を鑑賞中に2歳の息子を窓を閉め切った車内に放置したとして、男が幼児虐待の容疑で逮捕、起訴された。地元紙ソルトレーク・トリビューン(Salt Lake Tribune)が22日報じた。

 逮捕されたのはDavid Farnham被告。19日夕方、車内に放置され泣いている子どもに気が付いた通行人が、警察に通報した。車内の室温は30度まで上がっていた。子どもはのどが乾いていたほか別状はなく、警察に保護された。

 警察はバットマン最新作『ダークナイト(The Dark Knight)』を上映中のシネマコンプレックスに入り、Farnham被告を現行犯逮捕した。

 Farnham被告は郡刑務所に拘置されており、幼児虐待の罪で公判を待っている。保釈金は2万ドル(約216万円)。子どもは母親が保護している。

 警察の調べなどによるとFarnham被告は子どもが眠っていたため車内に置いていったとし、「子どもが連れ去られないように」窓を閉め切ったと供述しているという。

 前週末公開された映画『ダークナイト』は急死した俳優ヒース・レジャー(Heath Ledger)さんの最後の出演作となったこともあり、3日間の興行収入が1億5840万ドル(171億円)と記録的なヒットとなった。(c)AFP