スーダン、ICCによる大統領訴追の動きで緊張高まる
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【7月14日 AFP】スーダンでは13日、国際刑事裁判所(International Criminal Court、ICC)が同国のオマル・ハッサン・アハメド・バシル(Omar Hassan Ahmed al-Bashir)大統領に対し逮捕状を請求する方針を明らかにしたことを受け、約1000人が米国やICCに対する抗議デモを行った。一方、スーダン政府は同日、同国に滞在する外国人の安全は保証すると発表した。
ICCは14日にもバシル大統領を、ダルフール(Darfur)紛争での大量虐殺など戦争犯罪の容疑で訴追するとみられているが、同大統領は13日、2時間半にわたる緊急閣議を開き、政権の結束を固めた。
国営メディアによると、閣僚らはバシル大統領訴追に向けたICCのいかなる行為も拒絶する姿勢を示したという。
ICCによるバシル大統領訴追の動きに対しては暴力的な報復が予想されている。そのため、在スーダンの欧米の大使館は自国民に対し、必要のない限りスーダンへ渡航することを自粛するように呼びかけており、国連も警戒レベルを高める措置をとっている。(c)AFP/Jennie Matthew
ICCは14日にもバシル大統領を、ダルフール(Darfur)紛争での大量虐殺など戦争犯罪の容疑で訴追するとみられているが、同大統領は13日、2時間半にわたる緊急閣議を開き、政権の結束を固めた。
国営メディアによると、閣僚らはバシル大統領訴追に向けたICCのいかなる行為も拒絶する姿勢を示したという。
ICCによるバシル大統領訴追の動きに対しては暴力的な報復が予想されている。そのため、在スーダンの欧米の大使館は自国民に対し、必要のない限りスーダンへ渡航することを自粛するように呼びかけており、国連も警戒レベルを高める措置をとっている。(c)AFP/Jennie Matthew