【7月13日 AFP】中国東部・江蘇(Jiangsu)省昆山(Kunshan)の赤十字社(Red Cross)のホームページに不正にアクセスし、四川大地震被災者への義援金と偽って金をだまし取ろうとした男に11日、禁固2年の判決が言い渡された。国営新華社通信(Xinhua)が12日伝えた。

 Yang Litao被告(23)は四川大地震が発生から6日後の5月18日、昆山市の赤十字社ホームページに不正にアクセスし、ホームページ管理者のIDとパスワードを盗み出した。その上で、震災被災者への義援金募集と偽ってYang被告の銀行口座を振込先に指定した偽の告知ページを作成した。

 また、Yang被告は赤十字のホームページにウィルスを仕掛けたため、四川大地震の災害救助活動中に27時間にわたってホームページの閉鎖を余儀なくされた。Yang被告は銀行口座に寄付金が振り込まれる前に逮捕された。

 5月12日に発生した四川大地震では8万8000人近くが死亡・行方不明となり、500万人近くが家を失った。(c)AFP