【6月13日 AFP】シンガポールの裁判所は12日、女性の脇の下などの臭いを嗅ぐ行為を繰り返した男性に禁固14年およびむち打ち18回の刑を言い渡した。裁判所関係者が13日、確認した。

 判決を言い渡されたモハメド・イスマイル・アリフィン(Mohammed Ismail Ariffin)被告(36)の弁護士によると、アリフィン被告は女性の体に触れて臭いを嗅ぐという性癖があり、特に脇の下の臭いを好み、女性23人に対するわいせつ罪で起訴されていた。

 判決後、弁護士はアリフィン被告について「問題を抱えた哀れな男性」とコメントした。

 ストレーツ・タイムズ(Straits Times)によると、再犯の可能性が高いとする専門家の報告書を読んだ判事はアリフィン被告に予防拘禁命令を出した。このためアリフィン被告に仮釈放は認められない。

 同紙によれば、被告には軽度の知的障害があり、エレベーターの中で女性に触る行為を繰り返していた。弁護側は長期の禁固刑ではなく更正・治療施設への送致を求めたていたが、裁判所は弁護側の主張をほとんど認めなかった。(c)AFP