【6月7日 AFP】インド・デリー(Delhi)高裁は4日、体重超過の客室乗務員を地上勤務にしたエア・インディア(Air India)の措置を支持する判決を下した。5日の英字紙「ヒンズー(Hindu)」が報じた。

 エア・インディア側は公判で、問題となった客室乗務員を地上勤務に異動させたのは、同社が規定する最低限の身体条件を満たさなかったためだと主張していた。

 デリー高裁は、客室乗務員との雇用契約に規定体重を上回った場合には解雇もあり得ると明記されており、エア・インディアの措置は妥当だと判断した。さらに裁判所は「国営航空エア・インディアにとって、客室乗務員らの体型維持は民間航空との激しい競争での生き残り対策としても重要だ」と述べ、エア・インディアの主張に理解を示した。(c)AFP