オーストリアの監禁事件、地元当局が被害者らに改名を提案
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【5月1日 AFP】オーストリア東部でヨーゼフ・フリッツル(Josef Fritzl)容疑者(73)が実の娘を24年間自宅の地下室に監禁し、性的暴行を加えた上に、子ども7人を産ませていた事件で、当局は、被害者である容疑者の娘と、娘が産んだ子どもたちが精神的外傷を回避できるよう、新しい身元の付与を検討している。
地元の社会福祉当局は、直接の被害者、またフリッツル容疑者の家族が、人生を再出発できるよう改名することが提案されていると語った。だが、4月29日の記者会見で「現段階では、家族と緊密に話し合ってあらゆる可能性を打診している。ただし、決定にはまだ数週間かかる見通し」と述べた。
警察当局は4月30日、フリッツル容疑者の尋問を引き続き行った。同容疑者はすでに事件について自供している。一方、被害者は秘密の場所で手厚く保護されている。
精神科医や医師は、想像を絶する今回の事件に対しどのように気持ちを整理していくか、娘と子どもたちに助言を行っている。ただし専門家は、被害者の治療には何年も要する可能性があると指摘している。(c)AFP/Deborah Cole
地元の社会福祉当局は、直接の被害者、またフリッツル容疑者の家族が、人生を再出発できるよう改名することが提案されていると語った。だが、4月29日の記者会見で「現段階では、家族と緊密に話し合ってあらゆる可能性を打診している。ただし、決定にはまだ数週間かかる見通し」と述べた。
警察当局は4月30日、フリッツル容疑者の尋問を引き続き行った。同容疑者はすでに事件について自供している。一方、被害者は秘密の場所で手厚く保護されている。
精神科医や医師は、想像を絶する今回の事件に対しどのように気持ちを整理していくか、娘と子どもたちに助言を行っている。ただし専門家は、被害者の治療には何年も要する可能性があると指摘している。(c)AFP/Deborah Cole