【4月23日 AFP】東京地検特捜部は22日、中国籍の野村証券(Nomura Securities)社員(30)ら3人を、同社の内部情報をもとに株式のインサイダー取引を行ったとして金融商品取引法違反容疑で逮捕した。各メディアが一斉に報じた。

 元社員は、同じく逮捕された中国人男性(37)とその弟(25)に野村証券内の企業合併・買収(M&A)情報を伝えていたとみられている。兄弟は合併・買収情報を基に株取引を行い、不正な利益を上げていたとされる。

 野村証券の渡部賢一(Kenichi Watanabe)社長は記者会見を開き、事件について謝罪するとともに、逮捕された社員を解雇したことを明らかにした。(c)AFP