【4月20日 AFP】北京五輪聖火リレーの賛否めぐる論争が続くなか、長野市で行われるリレーの出発地を辞退したばかりの善光寺(Zenkoji Temple)で、本堂などが白いペンキのスプレーで落書きされる事件が起きた。現地警察が20日、明らかにした。

 関係者によると落書きは20日朝に発見され、1400年の歴史を誇る国宝・善光寺本堂の柱や引き戸など6か所に白いペンキのスプレーで吹き付けられている。

 善光寺の若麻績信昭(Shinsho Wakaomi)寺務総長は、NHKの取材に、「貴重な文化財に落書きをされ、たいへん遺憾だ」と述べている。

 落書きは大きいもので横60センチ、縦80センチほどの大きさで、警察関係者によると特定のメッセージは認められなかったいう。(c)AFP