イスラム過激派脱走は「看守の怠慢」、モロッコ法相
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【4月16日 AFP】7日に発生したモロッコの首都ラバト(Rabat)北部の刑務所から死刑囚1人を含むイスラム過激派の受刑者9人が脱走した事件で、同国のアブデルワヘド・ラディ(Abdelouahed Radi)法相は15日、モロッコ議会上院で、受刑者らが監房内のトイレに直径60センチ、長さ22メートル、地下2メートルのトンネルをつくっていたことを明らかにした。
ラディ法相は、看守が脱走前夜、この受刑者らが隣り合わせの監房に収容されることを許可していたことを明らかにし「怠慢があった」と語った。また、同刑務所が受刑者で満杯の状態で看守が足りなかったことも指摘した。
同法相は、トンネルを掘るのに要した時間や方法、トンネルの出口については言及しなかったが、トンネルの出口は刑務所長の庭にあったとする地元住民の証言を伝える報道もある。
脱走している受刑者らは、2003年にモロッコ・カサブランカ(Casablanca)で発生し自爆犯12人を含む45人が死亡した連続爆弾事件で有罪判決を受けており、脱走を受けて国際刑事警察機構(International Criminal Police Organization、ICPO)も国際手配を行っている。(c)AFP
ラディ法相は、看守が脱走前夜、この受刑者らが隣り合わせの監房に収容されることを許可していたことを明らかにし「怠慢があった」と語った。また、同刑務所が受刑者で満杯の状態で看守が足りなかったことも指摘した。
同法相は、トンネルを掘るのに要した時間や方法、トンネルの出口については言及しなかったが、トンネルの出口は刑務所長の庭にあったとする地元住民の証言を伝える報道もある。
脱走している受刑者らは、2003年にモロッコ・カサブランカ(Casablanca)で発生し自爆犯12人を含む45人が死亡した連続爆弾事件で有罪判決を受けており、脱走を受けて国際刑事警察機構(International Criminal Police Organization、ICPO)も国際手配を行っている。(c)AFP