【3月30日 AFP】(写真追加)米国で糖尿病による昏睡(こんすい)状態に陥った11歳の少女が、両親が信仰している宗教の祈りの力で治せると信じて病院に連れて行かなかったことから、治療可能な状態であったにもかかわらず死亡した。

 死亡したのはウィスコンシン(Wisconsin)州郊外に住むマデリン・カーラ・ニューマン(Madeline Kara Neumann)ちゃんで、検視解剖の結果、糖尿病による昏睡状態から呼吸停止に陥り、23日午後2時に死亡した。

 地元警察によると、両親は神に祈れば治ると信じて病院に連れて行かず、マデリンちゃんが糖尿病を患っていることにも気付いていなかったと語っている。マデリンちゃんは数週間、具合が悪く疲れ切った状態で、死亡する数日前になって症状が悪化したという。(c)AFP