【2月16日 AFP】(一部更新)米イリノイ(Illinois)州シカゴ(Chicago)の西105キロのデカルブ(De Kalb)にあるノーザン・イリノイ大学(Northern Illinois University)構内で14日に発生した銃乱射事件では、15日朝、新たに1人が搬送先の病院で死亡し、自殺した犯人を含め死者7人、負傷者15人となった。同大学が、ウェブサイト上で明らかにした。

 警察当局は15日、犯人はイリノイ大学(University of Illinois)アーバナ・シャンペーン(Urbana-Champaign)校で社会福祉を専攻する大学院生Stephen Kazmierczak(27)と発表した。

 ノーザン・イリノイ大の学長によると、この大学院生は2006年に同大学を「非常に優秀」な成績で卒業、その後、同大大学院に進んだが、前年にイリノイ大学に移ったという。

 目撃証言などによると、現場は地質学の授業が行われていた講堂。授業の終わる数分前に、散弾銃1丁と拳銃2丁を手にした男がカーテンの後ろから舞台上に姿を現し、無言で学生らに向かって銃を乱射したという。事件当時、講堂には学生数十人がいた。

 通報を受けた2分後に警察官が現場に到着したが、すでに男は舞台上で自殺していたという。

 大学警察当局は、「これまでのところ犯行の動機は不明だ」としており、動機の解明にむけ捜査を進めている。(c)AFP/Mira Oberman