【2月15日 AFP】目が見えないと偽って、40年間も不正に年金を受給していたイタリアの男(70)が、車を運転していた際に検問を受け事実が発覚、逮捕された。同国のニュース専門チャンネルSky TG24が14日、伝えた。

 警察の調べでは、男は同国北部スペツィア(Spezia)で、警察官に免許証の提示を求められたが、提示することができなかった。

 その後、警察官が男の医療記録を照会、100%目が見えないと登録されていたことが分かった。検問を受けた際、男は「非常にそわそわ」していたという。

 この男は40年間、不正に年金を受給していた上、元雇用主からほかにも便宜を図ってもらっていた。(c)AFP