【2月12日 AFP】トレーダーの不正取引により仏銀大手ソシエテ・ジェネラル(Societe Generale、ソジェン)が49億ユーロ(約7600億円)の巨額損失を計上した問題で、同行は11日、損失の穴埋めのために55億ユーロ(約8500億円)の増資を行うと発表した。

 今回の増資は、現在の株価を大幅に下回る価格で株式を発行することで資金を調達するものだが、ソジェンには、米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)関連の巨額損失もあることから、市場からの信頼を得ることができるかが問題になるとみられる。

 また、ソジェンは同日、サブプライムローン関連の損失についても明らかにし、これまでに20億ユーロ(約3100億円)としていた損失を26億ユーロ(約4000億円)とすると発表した。(c)AFP/Eve Szeftel