「義理の息子はアルカイダ」と通報の男に禁固3月、スウェーデン
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【2月1日 AFP】スウェーデンの裁判所は1月31日、娘の元夫の男性(40)が国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)とつながりがあるとの虚偽の情報を、米連邦捜査局(FBI)に伝えた父親に対し、男性の名誉を著しく傷付けたとして、禁固3月を言い渡した。
被告である父親は、FBIにメールを送ったことは認めているものの、FBIがその内容を信じるほど間抜けではないと思っていたとして起訴事実を否認していた。
判決によると、被告には男性に対する損害賠償として6万クローナ(約100万円)の支払いも命じられた。
離婚協議をしていた男性は2006年、米国へ出張することが決まった。男性の妻だった被告の娘は、病気のため、男性に子どもたちの世話をしてほしいと主張し、出張に反対していた。
男性が妻の頼みを拒否して、米国行きを決めた際、被告は、男性がスウェーデンのアルカイダとかかわっており、仲間に会うために米国に向かっているとの内容のメールを、航空機の便名と到着日とともにFBIに送った。
男性は、米フロリダ(Florida)到着後に逮捕され、翌日ヨーロッパに戻る航空機に乗せられるまで、尋問のために拘束された。
その後、FBIがスウェーデンの捜査当局に照会し、メールが被告のコンピューターから送られたことが判明した。
被告の弁護人は、「被告は男性が事情聴取されるか、情報収集のために尾行されるだけだと思っていた。もしFBIがこんなに厳しい対応をとるものだと被告が知っていたら、違った行動を取っただろう」と述べた。(c)AFP
被告である父親は、FBIにメールを送ったことは認めているものの、FBIがその内容を信じるほど間抜けではないと思っていたとして起訴事実を否認していた。
判決によると、被告には男性に対する損害賠償として6万クローナ(約100万円)の支払いも命じられた。
離婚協議をしていた男性は2006年、米国へ出張することが決まった。男性の妻だった被告の娘は、病気のため、男性に子どもたちの世話をしてほしいと主張し、出張に反対していた。
男性が妻の頼みを拒否して、米国行きを決めた際、被告は、男性がスウェーデンのアルカイダとかかわっており、仲間に会うために米国に向かっているとの内容のメールを、航空機の便名と到着日とともにFBIに送った。
男性は、米フロリダ(Florida)到着後に逮捕され、翌日ヨーロッパに戻る航空機に乗せられるまで、尋問のために拘束された。
その後、FBIがスウェーデンの捜査当局に照会し、メールが被告のコンピューターから送られたことが判明した。
被告の弁護人は、「被告は男性が事情聴取されるか、情報収集のために尾行されるだけだと思っていた。もしFBIがこんなに厳しい対応をとるものだと被告が知っていたら、違った行動を取っただろう」と述べた。(c)AFP