米FBI、電話料金滞納で傍受回線切断される
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【1月11日 AFP】米連邦捜査局(FBI)が電話料金を滞納し、テロ対策用の通話傍受回線が一時切断されていることがわかった。司法省が10日に発表した監査報告書で明らかになった。
司法省捜査官がFBIの機密捜査特別予算の監査結果をまとめたこの報告書によると、傍受用回線の通信料請求990件のうち、半数以上が期日内に納入されておらず、この結果、通信会社がFBI傍受専用回線を切断した。
報告書では、FBIが第三者を介した旧弊な料金支払い形式をとっていたこと、2006年6月に通信担当者が機密費2万5000ドル(約270万円)以上を着服し、有罪判決を受けていたことも明らかにされている。この職員は、組織内で請求書がずさんに管理されていることを利用し、機密費を着服していた。
報告書は、回線切断により外国諜報活動偵察法(Foreign Intelligence Surveillance Act、FISA)が定めるFBIの諜報活動に支障が出るのは避けられないとの懸念を示している。
一方、報告結果をうけたFBI当局は、回線切断による諜報活動への影響はないとしたうえで、電話料金の支払いシステムについては近代化を進めると確約した。(c)AFP
司法省捜査官がFBIの機密捜査特別予算の監査結果をまとめたこの報告書によると、傍受用回線の通信料請求990件のうち、半数以上が期日内に納入されておらず、この結果、通信会社がFBI傍受専用回線を切断した。
報告書では、FBIが第三者を介した旧弊な料金支払い形式をとっていたこと、2006年6月に通信担当者が機密費2万5000ドル(約270万円)以上を着服し、有罪判決を受けていたことも明らかにされている。この職員は、組織内で請求書がずさんに管理されていることを利用し、機密費を着服していた。
報告書は、回線切断により外国諜報活動偵察法(Foreign Intelligence Surveillance Act、FISA)が定めるFBIの諜報活動に支障が出るのは避けられないとの懸念を示している。
一方、報告結果をうけたFBI当局は、回線切断による諜報活動への影響はないとしたうえで、電話料金の支払いシステムについては近代化を進めると確約した。(c)AFP