【1月4日 AFP】チェコ・プラハ(Prague)在住の6人が2日、2007年6月、チェコ・テレビ(Czech Television)の番組放送中に、映し出されていた田園風景の映像を核爆発によるキノコ雲の映像にすり替え、虚偽の情報を流したとして起訴された。

 起訴された6人は、チェコ国内の美しい風景をウェブカメラで中継する早朝番組の電波に、何らかの方法で侵入。核爆発に続き、キノコ雲の映像を放送した。

 チェコ・テレビによると、虚偽の情報を放送した6人には3年以下の禁固刑か高額の罰金が科せられるという。

 同放送局は、キノコ雲の映像は「極めて不適当で、多くの人々を不安に陥れたかもしれない」として6人を非難した。

 この6人は共同でアーティスト活動をしているグループで、07年末には若手アーティストを対象にチェコの国立美術館が主催したコンテストで、賞金33万3000コルナ(約200万円)を受賞したが、受賞には疑問の声も挙がっていた。(c)AFP