タンザニアの病院で患者取り違え事故、当局は医療関係者による「重大な過失」と断定
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【12月23日 AFP】タンザニア当局は22日、前月にダルエスサラーム(Dar Es Salaam)の病院で発生した患者取り違え事故について、「重大な過失」によるものと断定した。
事故は11月8日、ダルエスサラームのMuhimbili病院で起きた。膝を負傷したEmmanuel Didasさんの頭蓋骨を開いて存在しない脳腫瘍を摘出しようとし、脳腫瘍の摘出が予定されていたEmmanuel Mgayaさんに膝の手術を行った。
保健・社会福祉省当局は報告書で、医師と看護師による「重大な過失」と断定。報告書によると、指導外科医2人、若手医師3人、麻酔看護師1人、手術室付き看護師2人、病棟看護師2人がこの患者取り違え事故で責任を問われる見通しで、専門家による審議会に出席して懲戒処分となるか判断される。
Didasさんは現在インドで治療を受けており、経過は良好だという。一方、Mgayaさんは2度目の手術を受けた4日後に死亡した。(c)AFP