中国教師夫妻、生徒23人に売春させ死刑判決
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【12月20日 AFP】(一部更新)中国で性経験のない女児との性行為を買おうとする男たちに対し、教師夫妻が最年少11歳を含む生徒23人に売春をさせていた罪で死刑を宣告された。同国内の各紙が19日、報じた。
英字紙チャイナ・デーリー(China Daily)によると、死刑判決を受けたのは中国南西部貴州(Guizhou)省の男女の教師。2人は夫婦で、性的な奴隷行為を強要していた少女23人のほとんどは、自分たちが教える学校の生徒だった。全員11歳から17歳までだったとの報道もあるが、上海日報(Shanghai Daily)によると、犠牲者のうち6人は14歳以下で、性経験がないという触れ込みで売春させられていた。
計画を首謀したのは小学校教諭で妻のZhao Qingmei(28)被告で、地元裁判所から前週、死刑を宣告されたという。夫のChi Yao(25)被告は同地域の中学校教諭で、同じく執行猶予付きの死刑を言い渡された。執行猶予が付いた場合、実際に死刑になる可能性は少ない。
一連の売春事件の最初の犠牲者は夫Chi被告のめいで、もう1人の少女とともに2006年3月、農作業の手伝いという名目で農村部へ連れて行かれたという。上海日報が報じた陳述内容によると、少女との性行為に男2人が4900元(約7万5000円)を支払ったという。
また、同売春に関与したとして、同じ学校の教師だったやはり夫婦の男女2人が禁固11年および13年を言い渡された。
この事件ではほかにも、売春のために少女を連れ込む場所を提供した建物の所有者など10人以上におよぶ関係者が、それぞれの罪に応じた刑期で禁固刑を言い渡されている。(c)AFP