【12月14日 AFP】ベトナム航空(Vietnam Airlines)機内の通路で12日、2匹のサソリが見つかり、出発が2時間遅れる事件があった。複数のメディアが13日伝えた。

 地元各紙によると、ダナン(Danang)発ハノイ(Hanoi)行きのベトナム航空316便、ボーイング777型機の機内で離陸直前に有毒のサソリが見つかり、機内は一時パニックに陥った。「みんなとても怖がっていて、叫びだす人もいた」と乗客の1人は語る。乗客170人は全員いったん機内を後にし、サソリ捜索作業が行われたという。

 しかし、この捜索作業は失敗に終わったようだ。同機がハノイに着陸すると数人の乗客が叫び声を上げ、上部コンパートメントから新たにサソリ4匹が発見された。

 ベトナム航空はAFPに対し、「関連機関が協力して原因を調査している」と述べ、詳細は明らかにしなかった。

 ベトナム航空では4月にも、東京行きの便でネズミが発見されたが捕獲できない事件があり、離陸が数時間遅れたことがあった。ネズミはその後見つかり、処分されている。(c)AFP