旧ユーゴ戦犯法廷でセルビア人勢力の将軍に有罪判決、禁固33年
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【12月13日 AFP】旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷(International Criminal Tribunal for the Former Yugosulavia、ICTY)で12日、ボスニア内戦中にサラエボ(Sarajevo)を包囲し、同市市民を恐怖に陥れたセルビア人勢力の将軍Dragomir Milosevic被告に対し、禁固33年の有罪判決が言い渡された。
同被告は、殺人、非人道的な行為、人道に対する罪に加え、テロ行為と戦争犯罪についても有罪となった。
Patrick Robinson裁判長は、「証拠により被告の指揮下にあったセルビア人勢力が、同市を囲い込み、閉じこめた上で砲撃を行うという恐ろしい実態が判明した」と述べた。
同被告は、サラエボを包囲したセルビア人勢力を15か月間に及び指揮していた。
サラエボの包囲は1992年4月から1995年11月まで続いたが、この44か月にわたる包囲は第2次世界大戦以降では欧州で最長となり、ボスニア内戦で最も暗い時期の1つとされている。セルビア人勢力はサラエボを砲撃し、また民間人を狙撃するなど、人々に多大な恐怖を与えた。
人権擁護団体の推計によると、サラエボ包囲中に約1万2000人が死亡しているが、うち1500人が子どもだったという。(c)AFP
同被告は、殺人、非人道的な行為、人道に対する罪に加え、テロ行為と戦争犯罪についても有罪となった。
Patrick Robinson裁判長は、「証拠により被告の指揮下にあったセルビア人勢力が、同市を囲い込み、閉じこめた上で砲撃を行うという恐ろしい実態が判明した」と述べた。
同被告は、サラエボを包囲したセルビア人勢力を15か月間に及び指揮していた。
サラエボの包囲は1992年4月から1995年11月まで続いたが、この44か月にわたる包囲は第2次世界大戦以降では欧州で最長となり、ボスニア内戦で最も暗い時期の1つとされている。セルビア人勢力はサラエボを砲撃し、また民間人を狙撃するなど、人々に多大な恐怖を与えた。
人権擁護団体の推計によると、サラエボ包囲中に約1万2000人が死亡しているが、うち1500人が子どもだったという。(c)AFP