パリの高級ブティック街シャンゼリゼ通りが悪の巣窟に?
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【11月27日 AFP】フランス・パリ(Paris)の有名ブティックが立ち並ぶシャンゼリゼ(Champs-Elysees)通りで犯罪発生率が急激に悪化し、瀟洒(しょうしゃ)なファッション通りとしての名声が地に落ちかねない事態に発展している。
仏犯罪調査機関National Crime Observatory(OND)が26日に公表した報告書によると、シャンゼリゼ通りのあるパリ8区における犯罪発生率は前年、32%も上昇し、犯罪発生件数は1500件を超えたという。
窃盗を伴わない暴力行為は450件で増加率は93%に達した。また、恐喝の発生率も48.7%悪化した。同区の犯罪発生率は、市内の他地域と比較しても群を抜いて高い。
数日前にもパリ市警が、ファッションの街、パリを象徴するシャンゼリゼが凶悪犯罪、売春、恐喝の中心地に成り下がりかねないと警告していた。
Francois Lebelパリ8区長も、パリジャン紙(Le Parisien)とのインタビューで、シャンゼリゼが、風俗店が立ち並ぶ歓楽街となっているかつての高級街、9区ピガール(Pigalle)の二の舞に成りかねないとの懸念を語っている。
「状況は悪化するばかりだ。毎年、映画館が次々と閉館し、その後を埋めるのはナイトクラブだけ。風俗店が開店を申請しても、それを防ぐ手段はないのが実情だ」
一週間前には、シャンゼリゼの高級ナイトクラブ経営者が、恐喝まがいの売春行為を強要していたとして1年6月の執行猶予付き実刑判決を受けている。
(c)AFP/Hugh Schofield
仏犯罪調査機関National Crime Observatory(OND)が26日に公表した報告書によると、シャンゼリゼ通りのあるパリ8区における犯罪発生率は前年、32%も上昇し、犯罪発生件数は1500件を超えたという。
窃盗を伴わない暴力行為は450件で増加率は93%に達した。また、恐喝の発生率も48.7%悪化した。同区の犯罪発生率は、市内の他地域と比較しても群を抜いて高い。
数日前にもパリ市警が、ファッションの街、パリを象徴するシャンゼリゼが凶悪犯罪、売春、恐喝の中心地に成り下がりかねないと警告していた。
Francois Lebelパリ8区長も、パリジャン紙(Le Parisien)とのインタビューで、シャンゼリゼが、風俗店が立ち並ぶ歓楽街となっているかつての高級街、9区ピガール(Pigalle)の二の舞に成りかねないとの懸念を語っている。
「状況は悪化するばかりだ。毎年、映画館が次々と閉館し、その後を埋めるのはナイトクラブだけ。風俗店が開店を申請しても、それを防ぐ手段はないのが実情だ」
一週間前には、シャンゼリゼの高級ナイトクラブ経営者が、恐喝まがいの売春行為を強要していたとして1年6月の執行猶予付き実刑判決を受けている。
(c)AFP/Hugh Schofield