【11月11日 AFP】ニューヨーク(New York)の裁判所は9日、売春宿の経営及びその目的のための人身売買に関与したとして韓国人5人に対し有罪判決を下した。

 5人はワシントンD.C.(Washington D.C.)やニューヨーク、コネティカット(Connecticut)州などで売春宿を経営していた。看板にはマッサージやスパ、針療法クリニックなどと掲げ、売春の営業を隠匿していた。

 5人は各地で売春に従事させる女性を集めてきたとされ、また2006年8月には、入管法違反にも問われている。

 事件は2年前、ニューヨーク市に売春宿を所有する韓国人夫妻が強制捜査から逃れるため、捜査官に贈賄を試みたことから発覚し、以来、捜査は続いていた。

 検察官によれば、このグループは虚偽の入国関連書類により米国への移住を希望する韓国人女性をカナダやメキシコ経由で密入国させていたという。女性たちは数万ドルもの債務を背負わされ、その支払いのために売春を強制させられていた。(c)AFP