【11月2日 AFP】ポルトガル南部プライアダルス(Praia da Luz)で英国人女児マデリン・マクカーン(Madeleine McCann)ちゃん(当時3)が失踪した事件で、事件発生以来休職して捜索に専念してきた父親のジェリー・マクカーン(Gerry McCann)さん(39)が1日、心臓専門医の仕事に復帰した。

 英国中部レスター(Leicester)の病院に出勤したジェリーさんは、「普段の生活に戻れるのはとても嬉しいことだ」と話した。当分の間はパートタイムで勤務し、患者との接触は限定的なものになる予定だ。

 マクカーン夫妻はポルトガル警察にマデリンちゃん殺害の容疑をかけられているが、ジェリーさんの上司は「偏見を抱かせるようなことは不公平だ」と述べた。

 4歳の誕生日を目前に、プライアダルスの別荘からマデリンちゃんが失踪して、3日でちょうど半年が経つ。ジェリーさんは、「わたしたちは常々、失踪から半年後に過去を振り返って、ああすればよかった、こうすればよかったと後悔したくはないと言ってきた。今は、できることはすべてやったと思っている。捜索を続ける枠組みができたから、仕事に戻るんだ」と話した。

 一家は3日に地元の教会で、マデリンちゃんの無事を祈る6か月目の礼拝を行うという。(c)AFP