【11月2日】ロシア南部のトリヤッチ(Tolyatti)で10月31日に発生した路線バス爆破事件で、捜査当局は1日、犯人を特定したと発表した。容疑者の自宅から、犠牲者の遺体から発見されたものと同じ金属部品が見つかったという。

 当局は国営テレビ局を通して「意図的な爆破だったかどうかは不明だが、容疑者がバスの爆破を引き起こしたことを裏付ける証拠はある」とのコメントを発表。容疑者の自宅からは爆破事件の犠牲者の遺体から発見されたものと同じくぎやアルミ製のワイヤーが発見されたという。

 また、インタファクス(Interfax)通信によると、この容疑者がバスに乗っていたことも明らかにされたが、現場の遺体に容疑者のものが含まれていたかどうかは不明。

 この事件では路線バスが爆破されて大破し、8人が死亡、55人が負傷した。捜査員はテロ事件として捜査を進めている。(c)AFP