コンゴ(旧ザイール)の武装勢力幹部、国際刑事裁判所に出廷
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【10月23日 AFP】コンゴ(旧ザイール)の武装勢力コンゴ愛国的抵抗戦線(Forces for Patriotic Resistance in Ituri、FRPI)の幹部ジェルマン・カタンガ(Germain Katanga)容疑者(29)が22日、国際刑事裁判所(International Criminal Court、ICC)に出廷した。ICCに出廷した戦争犯罪容疑者は同容疑者で2人目。
カタンガ容疑者は、2003年にコンゴ(旧ザイール)のイトゥリ(Ituri)地方で、村民の大量虐殺、少年兵の登用、女性や少女に対して性的奴隷を強制した罪などで訴追されている。
開廷直後、同容疑者はICCの公用語の一つであるフランス語を流ちょうに話せないことを明かし、手続は思わぬ障害に直面。青いスーツにピンク色のシャツで出廷した同被告は、たどたどしいフランス語で、コンゴ(旧ザイール)の公用語の一つであるリンガラ語が「最も理解できる」と説明した。「フランス語は流ちょうに話せず、理解できなかったり、言いたいことがうまく伝えられないことがある」と、穏やかに語った。
ICCの規定では、容疑者らには彼らが最も理解できる言語で裁判を聞く権利がある。裁判官はいったん休廷してリンガラ語の通訳人を呼び、尋問の再開を命じた。
22日は大部分が手続上の説明に費やされ、カタンガ容疑者は訴追の内容と拘留中の権利について説明を受ける。また、判決が下るまでは保釈を申請することもできるが、裁判官らがすぐにこれを決定することはない。(c)AFP
カタンガ容疑者は、2003年にコンゴ(旧ザイール)のイトゥリ(Ituri)地方で、村民の大量虐殺、少年兵の登用、女性や少女に対して性的奴隷を強制した罪などで訴追されている。
開廷直後、同容疑者はICCの公用語の一つであるフランス語を流ちょうに話せないことを明かし、手続は思わぬ障害に直面。青いスーツにピンク色のシャツで出廷した同被告は、たどたどしいフランス語で、コンゴ(旧ザイール)の公用語の一つであるリンガラ語が「最も理解できる」と説明した。「フランス語は流ちょうに話せず、理解できなかったり、言いたいことがうまく伝えられないことがある」と、穏やかに語った。
ICCの規定では、容疑者らには彼らが最も理解できる言語で裁判を聞く権利がある。裁判官はいったん休廷してリンガラ語の通訳人を呼び、尋問の再開を命じた。
22日は大部分が手続上の説明に費やされ、カタンガ容疑者は訴追の内容と拘留中の権利について説明を受ける。また、判決が下るまでは保釈を申請することもできるが、裁判官らがすぐにこれを決定することはない。(c)AFP