【10月17日 AFP】ニューヨーク在住の新婚カップルが生花販売店を相手取り、40万ドル(約4670万円)の賠償支払いを求める訴訟を起こした。理由は、「結婚式用に注文した花の色が違っており、おまけにしおれていたからだ」としている。ニューヨークタイムズ(New York Times)紙が16日報じた。
 
 新婦であるElana Glattさんによると、まず、ブーケに使われていたランの花が注文したものよりも安い花だった。これに加え、どこでも売っている5ドル(約580円)程度の品質のバラの花に、55-56ドル(約64300-6500円)も取られ、その上ほこりだらけの花瓶には水すら入っていなかったという。ちなみにGlattさんの職業は弁護士だ。

 さらに新婦の怒りを決定的なものにしたのは、式場の中心に飾る花が自分の選んだものと違っていたことだった。Glattさんが注文したのは落ち着いた色の花だったが、これがパステルピンクのアジサイに代えられていたというのだ。

 式場の中心に置く花の大部分にパステルカラーが使用されたため非常に目立ってしまい、その結果、当初想定していたイメージと完全に食い違ったものとなったと、「原告側」は主張、生花販売店のStamos Arakasに対し訴訟を起こした。

 生花販売店のArakas氏は訴訟前に、電子メールで何度も4000ドル(約46万6000円)の返金を申し出たものの、Glattさんは「極めて侮辱的な対応だった」として、これ無視した。なお、挙式費用2万7000ドル(約316万5000円)はGlattさんの義理の母親が事前に支払っていたという。(c)AFP