インドに「ホグワーツ城のレプリカ」登場で、ハリポタ著者600万円を請求
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【10月12日 AFP】「ハリー・ポッター(Harry Potter)」シリーズで魔法学校の校舎としておなじみの「ホグワーツ城(Hogwarts Castle)のレプリカが、インド東部の都市コルカタ(Kolkata)で建築されているという。ところが「ハリー・ポッター」シリーズの著者J・K・ローリング(J.K. Rowling)と英出版社ブルームズベリー(Bloomsbury)が、このレプリカの建築業者に対し200万ルピー(約596万円)を支払うよう訴えていることがわかった。11日、司法当局が明らかにした。
このレプリカは、同国で近く始まるヒンズー教最大の祭典「ドゥルガー・プジャ(Durga Puja)」の記念イベントを開催する場所として作られたもの。外観は物語のホグワーツ城を具現化しており、キャンバス生地と紙粘土などで作られている。偽の大理石を使った階段や石畳の入り口があり、たいまつの炎で照らされているという。
デリー高等裁判所は訴えを受け、レプリカの建築業者を5日に召喚。394ページにおよぶ訴状によると、建設業者側がローリング側に200万ルピーを支払う場合のみ、同建築物でのイベントを行えるとされている。
一方、建設業者のSantunu Biswas氏は、「われわれの建築物は、世界中のどこの著作権法にも違反するものではない。なぜならこれは宗教的祭典を祝うために使用されるものであり、金儲けとは一切関係ないからだ」と主張し、イベントの準備は進めると話している。
同じく、建設業者のRobin Mukherjee氏も、この訴訟に衝撃を受けたという。「建物がほぼ完成したときに召喚されたが、賠償金を払えないため、今後どうなるのか見当もつかない。(ホグワーツ城は)単なる建築物のテーマだ。タイタニック号のレプリカも作ったが、誰からも訴えられなかった」と憤慨した様子で語った。(c)AFP
このレプリカは、同国で近く始まるヒンズー教最大の祭典「ドゥルガー・プジャ(Durga Puja)」の記念イベントを開催する場所として作られたもの。外観は物語のホグワーツ城を具現化しており、キャンバス生地と紙粘土などで作られている。偽の大理石を使った階段や石畳の入り口があり、たいまつの炎で照らされているという。
デリー高等裁判所は訴えを受け、レプリカの建築業者を5日に召喚。394ページにおよぶ訴状によると、建設業者側がローリング側に200万ルピーを支払う場合のみ、同建築物でのイベントを行えるとされている。
一方、建設業者のSantunu Biswas氏は、「われわれの建築物は、世界中のどこの著作権法にも違反するものではない。なぜならこれは宗教的祭典を祝うために使用されるものであり、金儲けとは一切関係ないからだ」と主張し、イベントの準備は進めると話している。
同じく、建設業者のRobin Mukherjee氏も、この訴訟に衝撃を受けたという。「建物がほぼ完成したときに召喚されたが、賠償金を払えないため、今後どうなるのか見当もつかない。(ホグワーツ城は)単なる建築物のテーマだ。タイタニック号のレプリカも作ったが、誰からも訴えられなかった」と憤慨した様子で語った。(c)AFP