【10月8日 AFP】米ウィスコンシン(Wisconsin)州で7日、ホームパーティーに出席した警官が銃を乱射し、元交際相手など6人を射殺する事件が起きた。

 事件はカナダとの国境に近いクランドン(Crandon)の町で午前3時ごろに発生した。地元ラジオ局WTMJによると、銃を乱射したのはフォレスト郡保安官事務所に勤めるタイラー・ピーターソン(Tyler Peterson)容疑者(20)。射殺した相手はいずれも親しい交際仲間で、うち2人はクランドン高校の生徒だったという。現場には16歳から21歳の若者10人が居合わせ、19歳の1人が重体だとの報道もある。

 ピーターソン容疑者は事件の数時間後に死亡したが、死亡場所や原因は発表されていない。Foxニュースは、捜索に当たっていた警察官に撃たれたと報じている。

 同容疑者および被害者の家族と親交があるという地元の男性によれば、ピーターソン容疑者は狩りと釣りが好きなごく普通の好青年で、被害者とも仲が良かったという。

 クランドンは人口約2000人。林業や釣り、狩猟の町として知られ、オフロードレースの世界選手権の舞台にもなっている。WTMJテレビによると、住民は事件当日の外出が禁じられ、ほぼ1日中家にこもって過ごしたという。(c)AFP