【9月20日 AFP】ポルトガル南部の保養地プライアダルス（Praia da Luz）で英国人の女児マデリン・マクカーン（Madeleine McCann）ちゃん（当時3）が失踪した事件で、ポルトガルの検察当局は19日、マデリンちゃんの両親に対する取り調べは今後行わないと発表した。

　Luis Bilro Verao検事総長は「今月7日の取り調べでは、再び事情聴取を行う必要性を正当化するいかなる新証拠も得られなかった」と説明。LISA通信が同検事総長の声明を伝えた。

　検察当局によると、警察は事件の捜査を続行する構えで、あらゆる証拠を吟味する姿勢を示しているという。

　マデリンちゃんの両親は19日、ポルトガル警察が2人を事情聴取するため訪英予定との報道を受け、必要があればポルトガルに再度出向く考えを示していた。(c)AFP