【9月5日 AFP】米連邦航空局(Federal Aviation AdministrationFAA)は4日、冒険家のスティーブ・フォセット(Steve Fossett)氏(63)が操縦する飛行機が、ネバダ州(Nevada)で消息を断ったと伝えた。

 航空局の報道官によると、フォセット氏は3日に離陸したまま戻らなかったため、家族が心配して航空局に届け出ている。このフライトに航空管制は関わっておらず、交信もないという。同州ではフォセット氏が消息を断ったとみられる場所の捜索のため、民間航空哨戒隊が緊急出動している。

 フォセット氏は、 ヴァージン・アトランティック(Virgin Atlantic)航空のグローバル・フライヤー(Global Flyer)号に乗って、67時間におよぶ無着陸・無給油の単独世界一周飛行に初めて成功した人物。2002年には、世界初の気球での単独世界一周飛行を成し遂げている。(c)AFP