【8月20日 AFP】中国国営通信の新華社(Xinhua)は19日、公的資金を横領したとして同国内で処罰された公務員は2007年上半期だけで約5000人に上ったと報じた。

 監察部(Ministry of Supervision)の発表として同通信社が伝えたもので、複数の政府機関が合同で実施した取り締まりにより、合計4866人の公務員による汚職が発覚したという。
 
 同通信によれば、共産党員や政府高官が許可を得ずに公費で豪華な宴会を開いていたほか、海外旅行や高級車の購入、娯楽のために公費を使用していた。

 中国では公務員の汚職がまん延しており、市民は怒りを募らせている。胡錦濤(Hu Jintao)国家主席は、共産党による支配に対する最大の脅威は公務員の汚職だと語っている。(c)AFP