アパルトヘイト時代の警察関係者に有罪判決
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【8月18日 AFP】南アフリカで17日、アパルトヘイト(人種隔離)政策時代の18年前に未遂に終わった黒人活動家殺害を指示した罪で、当時のアーディリア・フロック(Adriaan Vlok)警察相(70)に禁固刑10年(執行猶予付き)の有罪判決が言い渡された。
元警察相のほか、当時の警察長官に禁固刑10年(執行猶予付き)、また警察当局幹部であった他の3人に対しても禁固刑5年(執行猶予付き)の有罪判決が言い渡された。
5人はいずれも検察との司法取引に応じ、1989年に反体制活動家であるフランク・チカネ氏(Frank Chikane)氏の衣服に毒物を付着させ殺害しようとしたことを認めた。
チカネ氏は南アフリカ教会協議会(South African Council of Churches、SACC)の総幹事として反アパルトヘイト闘争を率いた黒人指導者のひとりで、現在はターボ・ムベキ(Thabo Mbeki)大統領の側近の地位にある。
フロック被告は、「アパルトヘイトへの関与もまた間違いだった。罪を償っていかなければならない」と語り、裁判が終わり事件への関与を全面的に認めたことで気が楽になったと話している。
この裁判をきっかけに、アパルトヘイト政策時代の犯罪を扱う裁判をめぐる議論が再燃している。(c)AFP/Fran Blandy
元警察相のほか、当時の警察長官に禁固刑10年(執行猶予付き)、また警察当局幹部であった他の3人に対しても禁固刑5年(執行猶予付き)の有罪判決が言い渡された。
5人はいずれも検察との司法取引に応じ、1989年に反体制活動家であるフランク・チカネ氏(Frank Chikane)氏の衣服に毒物を付着させ殺害しようとしたことを認めた。
チカネ氏は南アフリカ教会協議会(South African Council of Churches、SACC)の総幹事として反アパルトヘイト闘争を率いた黒人指導者のひとりで、現在はターボ・ムベキ(Thabo Mbeki)大統領の側近の地位にある。
フロック被告は、「アパルトヘイトへの関与もまた間違いだった。罪を償っていかなければならない」と語り、裁判が終わり事件への関与を全面的に認めたことで気が楽になったと話している。
この裁判をきっかけに、アパルトヘイト政策時代の犯罪を扱う裁判をめぐる議論が再燃している。(c)AFP/Fran Blandy