【8月16日 AFP】イラクで合同作戦中に口論となったイラク軍兵士を刺殺したとして、米軍海兵隊の予備兵が軍法会議に付されることが決定した。起訴されたのはデラーノ・ホルムス(Delano Holmes)上等兵(21)。

 16日付の『サンディエゴ・ユニオン・トリビューン(San Diego Union-Tribune)』紙の報道によると、2006年12月にイラクのファルージャ(Fallujah)の監視所で、ホルムス上等兵と共に警備に就いていたイラク軍のMutather Jasem Muhammed Hassin兵士がたばこに火をつけ、消すのを拒んだ。

 たばこの火が武装勢力の狙撃兵の注意を引き付けることを恐れたホルムス上等兵がこれに激怒して乱闘となり、銃剣でイラク兵を殺害した。同紙によると、ホルムス上等兵は乱闘中、イラク兵がライフルを手にしようとしたと思ったため刺したという。
 
 ホルムス上等兵は7月31日、カリフォルニア(California)州南部にあるペンドルトン海兵隊基地(Camp Pendleton)に罪状認否のため召喚された。軍法会議は12月に招集される。海兵隊広報官からは報道に関する声明は発表されていない。 (c)AFP