イスラエル、不法占拠のユダヤ人入植者家族を強制排除
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【8月7日 AFP】イスラエルの国境警備隊は7日早朝、ヨルダン川西岸(West Bank)のヘブロン(Hebron)で、卸売市場にある建物を数か月にわたり不法占拠していたユダヤ人入植者2家族の強制排除を実施した。
2家族は、市場はユダヤ人の所有物だと主張、超国家主義のユダヤ人らの支持を受けて建物を不法占拠していた。イスラエル政府は5日、2家族に対し48時間以内に退去するよう命令、7日には約3000人の国境警備隊と警察当局が入植者の立てこもる建物を包囲した。
これに先立つ6日、イスラエル軍は入植者排除作戦への参加を拒んだ数人の兵士らを禁固1か月に処したと発表した。
ヘブロンのユダヤ人入植者は、過激な思想と特に近隣のパレスチナ人に対する挑発的な姿勢で知られ、長い間パレスチナ、イスラエル間の対立の火種となってきた。イスラエル政府は1997年、パレスチナ政府との合意に基づいて、80%のヘブロン入植者を退去させたが、ユダヤ教およびイスラム教の聖地「族長の墓(Tomb of the Patriarchs)」周辺には現在も数百人のユダヤ人入植者が兵士らの警備のもととどまっている。(c)AFP
2家族は、市場はユダヤ人の所有物だと主張、超国家主義のユダヤ人らの支持を受けて建物を不法占拠していた。イスラエル政府は5日、2家族に対し48時間以内に退去するよう命令、7日には約3000人の国境警備隊と警察当局が入植者の立てこもる建物を包囲した。
これに先立つ6日、イスラエル軍は入植者排除作戦への参加を拒んだ数人の兵士らを禁固1か月に処したと発表した。
ヘブロンのユダヤ人入植者は、過激な思想と特に近隣のパレスチナ人に対する挑発的な姿勢で知られ、長い間パレスチナ、イスラエル間の対立の火種となってきた。イスラエル政府は1997年、パレスチナ政府との合意に基づいて、80%のヘブロン入植者を退去させたが、ユダヤ教およびイスラム教の聖地「族長の墓(Tomb of the Patriarchs)」周辺には現在も数百人のユダヤ人入植者が兵士らの警備のもととどまっている。(c)AFP