【8月6日 AFP】タイ警察は6日、「不適切な」行為があった警察官を罰するために、今や愛らしさの世界的シンボルとなったサンリオ(Sanrio)の人気キャラクター「ハローキティ(Hello Kitty)」を採用すると発表した。

 同警察では今後、市民に対してあまりに尊大な口のきき方をしたり、駐車中にエンジンを切らなかったり、などといった軽微な規律違反を犯した警察官に、罰として同キャラクターが描かれたピンクの腕章を付けさせる。

 従来はこうした問題行為があった場合には書面で訓告していたが、再発防止の効果はほとんど見られなかった。そこで「ピンクで目立つ」との理由から、ハローキティの採用を決定。これならば、恥ずかしい思いをして、態度を改めるだろうと期待されている。

 懲罰の対象となる警察官は丸一日、キティの腕章を付けたうえに、罪の意識を引き起こすよう、その日出勤している本部長補佐の監督下に置かれる。それでも再度規律違反を犯した場合は、懲罰委員会にかけられ、身柄を拘束される場合もある。(c)AFP