米国内のオンライン証券口座にハッキング、インド人3人を起訴 - 米国
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【ワシントンD.C./米国 13日 AFP】米国内の他人のオンライン証券口座に不正侵入して株式を不正に売買し、数百万ドルの利益を上げていたとして、インド人3人が12日、ネブラスカ州オマハ(Omaha)の連邦裁判所に起訴された。
証券詐欺、コンピューター不正行為、有線通信不正行為、個人情報の盗難などの罪で起訴されたのは、インドのチェンナイ(Chennai)市在住のJaisankar Marimuthu(32)とChockalingam Ramanathan(33)、そしてインド国籍を持つマレーシア在住のThirugnanam Ramanathan(34)。
起訴状によると3人は、オンラインで個人口座を開き、取引の薄い銘柄を購入。その後、ユーザー名とパスワードを不正に取得して他人の口座に侵入し、同一銘柄を大量に購入、株価が吊り上がった時点で株式を売却することで、多額の利益を得た。こうした不正侵入は、2006年7-11月に、主にタイとインドから行われた。
関係当局によると、これまでに国内外の顧客少なくとも60人と株式仲買業者9社が被害を受け、うち1社は損害額を200万ドル(約2億3500万円)以上としている。
司法省によると、3人のうち2人は国外で逮捕され、身柄を同連邦裁判所に移送中だという。
これに関連して、証券取引委員会(Securities and Exchange Commission、SEC)は、同連邦裁判所に対し、被告3人に損害賠償と民事制裁金を求める裁判を起こした。
米国内のオンライン株式売買への不正侵入に関連して海外で逮捕者が出たのは、今回が初めて。これを受けて、アリス・フィッシャー(Alice Fisher)司法長官補佐官は、「ハイテクを駆使したこうした犯罪は、世界中の投資家や株式仲買業者にとっては深刻な問題だ。地球上のどこであれ、こうした犯罪を迅速に摘発するのがわれわれの使命だ」と語った。
写真は北部パンジャブ州のコールセンターで働く労働者。(c)AFP
証券詐欺、コンピューター不正行為、有線通信不正行為、個人情報の盗難などの罪で起訴されたのは、インドのチェンナイ(Chennai)市在住のJaisankar Marimuthu(32)とChockalingam Ramanathan(33)、そしてインド国籍を持つマレーシア在住のThirugnanam Ramanathan(34)。
起訴状によると3人は、オンラインで個人口座を開き、取引の薄い銘柄を購入。その後、ユーザー名とパスワードを不正に取得して他人の口座に侵入し、同一銘柄を大量に購入、株価が吊り上がった時点で株式を売却することで、多額の利益を得た。こうした不正侵入は、2006年7-11月に、主にタイとインドから行われた。
関係当局によると、これまでに国内外の顧客少なくとも60人と株式仲買業者9社が被害を受け、うち1社は損害額を200万ドル(約2億3500万円)以上としている。
司法省によると、3人のうち2人は国外で逮捕され、身柄を同連邦裁判所に移送中だという。
これに関連して、証券取引委員会(Securities and Exchange Commission、SEC)は、同連邦裁判所に対し、被告3人に損害賠償と民事制裁金を求める裁判を起こした。
米国内のオンライン株式売買への不正侵入に関連して海外で逮捕者が出たのは、今回が初めて。これを受けて、アリス・フィッシャー(Alice Fisher)司法長官補佐官は、「ハイテクを駆使したこうした犯罪は、世界中の投資家や株式仲買業者にとっては深刻な問題だ。地球上のどこであれ、こうした犯罪を迅速に摘発するのがわれわれの使命だ」と語った。
写真は北部パンジャブ州のコールセンターで働く労働者。(c)AFP